TOP PAGE > ブログ > お酒 > 原酒でカクテルを

原酒でカクテルを

2021.10.20

CATEGORY:お酒

サミーワ。

 

 

 いやMOW、何なんですの!?この寒暖の落差は!
こないだまでまずはひとっ風呂浴びーの、道の駅で買った枝豆つまみながら白馬錦の生酒をキュッとやりーの、カツオのたたき食べーの、雪中埋蔵飲みーの、お新香でまったりしーの、白馬錦の普通酒を燗づけしてゆっくりダベ飲みーのって、夏だったじゃないですか、夏!

 

 

それがどうだ、この寒さは!

 

 

「ちょっと寒いから一枚余計に羽織るか」なんて生易しいもんじゃなくて、いきなり戦闘妖精・雪風ばりに、ストーブ出動ですよ!
田舎の家はストーブ一つだけなんてコトないですからね。まずは一号機が出動ですよ!

 

 

 そんなこんなで、こんちこれまたB.J.コースケ(札付きの寒がり屋)ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

先日はじめて、実店舗でPS5が売られているのを見かけました。
あれはマボロシじゃなかったんだな!

 

次の日にはもう無くなってたけどな!(泣)

 

 

 

 

 

 

肝話休題。

 

 さて、前回に続いて今回も「白馬錦 原酒」のおハナシである。
おお、二回にわたり同じ酒がテーマっつーのは珍しいじゃないかよ、コーちゃん?

 

 

 

 

そんなこんなでどんなだ今回はけっこうな数の素材を取り揃え、この原酒でもって「日本酒カクテル」を作ってみた次第。
と、ゆーのも、「白馬錦 原酒」はその味の太さや暴れ馬な質感からして、カクテル素材として使える部分があるんじゃないか?と思う訳です。

 

 

 

■ レッツ、シェイキン! ■

 

 

 ほんでですね、今回は一般的に入手しやすい写真のような各種のシロップを取り揃え、かつ、「及第点以上と思われる組み合わせのみ」列挙しております。

 

また、酒とシロップの割合は「酒 3:シロップ 1」を基準としました。
場合によっては「酒 1:シロップ 1」とか、「酒 1:シロップ 1.3」の時に旨さを発揮する素材もあるかもしれないが、それをやると収拾がつかないので、今回は(基本)この3:1の組み合わせでのみ、テイスティングを行った次第。
実際に、ちょっと加減がズレただけで一気に味が悪くなるケースも見られたので、今回列挙しなかった割合でも、まだまだ研究の余地はあるのかもしれませんが。

 

ただ、この日本酒カクテルは「話のタネに楽しむものだ」と思うので、あえてコンマ一滴の精度を問われるようなやり方はしなかった所存。

 

それでは、個々の組み合わせを見てみましょう。

 

 

 

 

■ レモン(酒 3:シロップ 1)

 日本酒カクテルを作るときは大概、エグ味や渋味が割と良く出てくるもので、コースケ的にはこれが宜しくないと感じる次第。
しかし、レモンシロップを用いた場合はこの渋味も”アクセント”程度で終えられる。
ポッテリとした甘みを感じる、ジュース様な感覚。
氷を加えれば、このままでもイケそうだ。

 

 

■ グレープフルーツ(酒 3:シロップ 1)

 まさに「グレープフルーツのお酒」である。まんまである。
全体のバランス感もボチボチで、氷を加えれば更にGOODな予感。

 

 

■ ライム(酒 3:シロップ 1)

 日本酒カクテルの代表格「サムライロック」である。
清涼感は出てくるが、元のライム感は変質しているといってヨイ。
ちょっと甘みが強いので、酒を多く入れて甘さを控えようとする・・・と、一気にエグ味が出るので注意。

 

 

■ 梅(酒 3:シロップ 1)

 何となく「梅のジャムをアルコールで割ったらこうなりますよ」といった味わい。

気の利いたひねりもなく、イメージと実際が合致するような味わいだが、最初からそれと分かっていればイケそうだ。

 

 

■ スペアミントの葉(酒 3:シロップ 1)

 思う以上に清涼感が良く出てきて、ドライ&スパイシーな後味を感じる。
葉の抽出時間に十分気をつければアリだろう。

 

 

■ グレープフルーツ(酒 3:シロップ 1)とスペアミントの葉(適量)

 

 

 

 今回の実験結果をもとに、コースケが「これがベストじゃないか?」と思える組み合わせ。
まさに「スルスルとジュースの様に入ってゆく、グレープフルーツ様のアルコール飲料」となっている。
まあ、大体みなさんがイメージされる味の範囲に収まっているんじゃないかと。

 

 

元々の原酒は全く姿を変えてしまうが、そもそも日本酒カクテルと言うのは「元の日本酒の味が殆ど残らないケースが多い」と思われるので、ああだこうだ言うよりは、「美味しいアルコール」の為の素材として、(このケースの場合は)割り切るべきでしょう。

 

 

 

・・・と、いうワケで、幾つか楽しめそうな組み合わせを列挙してみましたが、いかがだったでしょうか?
少し気早ですが、年末のスケジュールも見えてきた昨今、ちょっとしたパーティなどの余興でこうした味に触れてみるのも、時には面白いのではないかと思います。

 

 

 

それでは今回はこの辺で。アディオス!

 

 

 

酒造り