地元のプロに、隠れたご当地品を
2022.06.30
CATEGORY:お酒
昨日、6月29日(水)に白馬スノーピーク様で行われた、「農家、料理家、醸造家 作り手達のお話し会」(主催:Hakuba Valley ガストロノミー委員会)に参加してまいりました。
全国各地にはいわゆる「北海道の味噌ラーメン」とか、「九州とんこつラーメン」といった「ご当地グルメ」というものがあります。(ラーメンばっかり挙げたのはご愛敬・笑。)
白馬というエリアは言うまでもなく冬の観光エリアとして有名な土地ではあるんですが、「ご当地グルメ」となってくると、「?」となってしまう。
もちろんお蕎麦ですとか、「おひょっくり」といった食べ物はあるんですが、「誰もが知るご当地グルメ」となりますと、ちょっと知名度不足かな?と思う部分もある。
また、「ご当地グルメ」とは言わないまでも、白馬エリア周辺の農家や食材メーカー(飲料関係を含む)、飲食店やホテルなど、「作り手と送り手の話し合いの場」があるかというと、これまた「個々の取引によりけり」であり、少なくともそういった会合の場というものは表立って存在はしないのではないかと思います。あったらゴメンなさい。
そういった白馬の食文化諸々の向上を図るべく企画されたのが本イベントでありまして、今回はその一角にお邪魔させて頂きました。
今回のイベントではまず、生産者の方々と飲食店のオーナー様らによるトークセッションがあり、今後の白馬エリアにおける食文化の向上について意見交換が行われました。
「どれ位の人が来るんだろう?2~3人?」と、実行委員会の中の人自らかなり来場者数は心配されていましたが、それをよそに会場にはおよそ30人程度の人がいらっしゃいました。
おお、これはもう勝ったも同然よ?
そのあとで各生産者による、自慢の逸品を紹介する時間が設けられ、我らが白馬錦もその一角をお借りしました。
今回は白馬八方尾根観光協会さまとのコラボで作られた「純米吟醸 黒菱(火入れ版)」と、道の駅 おたり様とのコラボで作られた「月波(純米酒と普通酒)」を持ち込んだ次第。
いわゆる「白馬錦 旨口(普通酒)」はそれなりの知名度なり使用実績はあるかと思われますが、これら「黒菱」と「月波」についてはまだまだ商品が造られたばかりということで、知らない業者さんも多いんじゃないかと。
旅行に来られた方の中には「ここでしか口にできないもの」を求められる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、そういった方々に向けて「普段使いでない」、「特別なご当地品がある」ということをプロの現場の方々にも知って頂ければと思い、三品ほど試飲して頂きました。
「ご当地料理を作る」「エリア全体の食文化や品質の向上」というと、なかなか意見がまとまりづらいキライもあり、どうしても話の流れがゆったりしがちな部分もありますが、まずは「こういう意見がある」「こういった商品がある」というのはとても大事なことで、そこから物事が進んでゆく事も決して少なくないと思います。
またこうした場が設けられた際は改めて出展させて頂きたいと思いますので、今回イベントに来られなかったプロ現場の方々も、またの機会にご参加いただければと思います。
(SNSとは連動していません)
