何とか雪中埋蔵できた
2023.02.08
CATEGORY:お酒
先の1月中旬から下旬にかけて、TVのニュースなどを見ておりますと、「中国大陸にかなり冷たい寒気団があり、これが数日後に日本列島を覆うので、各地で大雪が予想される」と、連日の報道がありました。
そしてこの報道は時に「その通り」に、時に「それ以上に」雪が降ったりしました。
我らが白馬錦のあるここ長野県大町市でも、確かに雪は降りました。
良いも悪いも、そこまで大きな降雪ではなく、極度のビッグトラブルとならずに済んだのはまさに幸いでありました。
しかし、白馬錦的にはちょっと、この状況は芳しくない。
なぜなら、白馬錦・季節の純米吟醸「雪中埋蔵」を埋蔵するに必要となる雪が足りなくなるからです。
1月20日(金)の夜、大町市から北に車で30分程にある白馬エリアでは、実質ホワイトアウトとなるほどの雪に見舞われました。
しかし、大町エリアは「雪が降ってはいる」といった程度であり、とてもではありませんが、雪中埋蔵を行うに必要となる雪が確保できるかどうかは、何とも微妙な状況に。
「今年は雪中埋蔵ができないのではないか?」
そんな不安がよぎりました・・・が、明けて2月1日、「雪が何とか確保できそうだ」という連絡が舞い込んできました!
ホッと胸を撫で下ろす白馬錦スタッフ一同。
そんな訳で、大急ぎで雪中埋蔵の作業を行う為の準備を行っての、本日2月8日。
白馬錦ではお酒を雪の中に埋蔵すべく、秘密の埋蔵場所にて作業を行ってまいりました。
現場はあたり一帯曇り空。
気温はおよそ2度と、この時期としてはやはり緩やかな温度といった所でしょうか。
埋蔵場所の脇には「なんとかギリギリ、埋蔵できそうな量の雪」がありました。
一気呵成にお酒をパレットの上に並べ・・・
酒が汚れないようにブルーシートを被せて、四方を雪で固めます。
除雪機で雪を被せて・・・。
最後に日光を遮るブルーシートをかけて埋蔵作業が完了。
無事に雪中埋蔵を雪の中に埋めることが出来ました。
「自然相手に熟成を重ねる」お酒と言うこともあり、こういった雪の確保が難しい年は何とも悩ましい限りではあるのですが、何とか今年も雪中埋蔵を皆様にお届けできそうです。
例年通り、お酒の取り出しは4月の下旬頃、発売はGW前となる予定でございます。
それまでの間、今しばらくお待ち頂ければ幸いです。
(SNSとは連動していません)
