再・田舎のDX事情
2023.03.30
CATEGORY:日常
ども、お久しぶりです、B.J.コースケです。
かなりポカポカと暖かくなった・・・と思いきや、朝の出勤時に車の外気温時計は3度を示していたりと、春が遠いのか近いのか、よぉく分からない昨今ですが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
さて、今回のブログも再び、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)についてでございます。
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改めてDXと言うけれど、どーにもそのメリットにピンと来ない私。
前にもお話しましたが、請求書関連のDXって結局、「システムを作るメーカーが一社だけ or メーカーは違えど、規格は一緒・・・つまり、ワンルールでなければ、かえって手間が増えるだけ」というのが、現在のところの個人的な意見。
そんな中、業者さんから「ウチもDXのサービスが始まったので、白馬錦さんもどうですか?」とお呼ばれがありまして。
本来ならば「要らないものは、要らない!」で突っぱねるモノですが、少しくらいは「最新」ってヤツに触れることも必要であろうと、サービス登録を行った次第。
・・・で、件のDXサービスに触れてみたのですが、「やっぱり大きなメリットは(個人的には)感じなかった」んですね?
例えば、銀行の入出金は概ね一日単位で会計ソフトに入力しているので、FXとかやっていないのであれば、そこまで現預金のリアルタイム増減にこだわる必要もない。
勤怠も1分1秒単位で給与計算しているワケじゃないので、そこまで精緻である必要もない。
顧客管理は・・・確かに顧客情報は営業担当者それぞれに属人化しやすいので、確かにDXはアリかな?と。
ここでフト、思ったんですね?
私どものような小さな会社だと、そこまで情報共有が必要とは限らない(極端な話、情報共有は二人以上の人間がいなければ、情報共有の必要がない)し、伝えるアレコレも既存のソフトや、あえて言えばメモ書きで済んでしまう。
DXの有用性というのは、「複雑な作業が数クリックで処理できる」事か、「ファイルの編集操作制限と、内容の共有性にある」と思うので、何のことは無い、個人経営 ~ 従業員10人程度の規模の企業だと、そんなにDXの(共有に関する)有用性って生まれないと思うんですね?
だからシャカリキに「DX!DX!」と言われてもピンと来ないのは、小規模事業者の多いこの国なればこそなのかな?と。
また、DXのもう一つのキモは要するに「エクセル表の属人化から離れること」。
「パソコンに詳しい長野太郎君(仮名)が休日返上で作り上げた、マクロを駆使した集計表」というのはとても便利である反面、太郎君でなければマトモに修正できない or 数字ひとつ入力するのも危なっかしい・・・という二律背反の関係になることがあります。
これをDX化・・・つまり「太郎さん以外のユーザーが触れることが出来る部分はごく僅か」にする事により、表のクラッシュや、入力ミスを可能な限り防ぐことが出来ます。
ただ、マクロを駆使したようなエクセル表って、そんなそんなに小規模事業所で存在するとも思えないのですが。
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さすがに弊社でも「ラベルデータをUSBで渡す」という行為は殆ど行われなくなりました。
クラウドというものが時にファイルの受け渡しに多大な貢献があったように、今はまだ「それって何の効用があるの?」と思っても、ある日突然「これメッチャ便利!」と気が付く日もやってくることでしょう。
酒蔵はそこそこに小規模事業者の所もあろうかと思うのですが、他のお蔵さんはDX関係、どうですか?
(SNSとは連動していません)
