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父の日とお酒

2023.06.13

CATEGORY:日常のこと

今週末は「父の日」ですね。もう贈り物は決まりましたか? またはもう贈られましたか?
私の父は大のお酒好きなので、毎年何が良い?と尋ねる必要もなく「日本酒一択」です。
悩む必要がなくて良いのですが(笑)たまには違うものも贈ってみたくなります。ということで、今年は日本酒ではなくて、食べ物を送りました(笑)
 
 さて、話が変わりますが、最近「日本の伝統の正体」という本を読みました。初詣の始まりや、土用の丑の日に食べる「鰻」やお正月の定番の「お節料理」のきっかけ、相撲は国技か、などすっかり日本で定着しているものの歴史を検証している本です。これを読んでいると、伝統が伝統になっていくのは、「百貨店」や「鉄道」、「著名人」の影響が大きいということが分かります。特に「百貨店」のプロモーション力が大きいです!!

 

 

そこで、思ったのが「父の日」も同じように販売戦略で築かれた伝統なのか?そこで調べてみました。

 実は「父の日」の発祥はアメリカだそうです。誕生したきっかけは、あるアメリカ女性の嘆願によるもので、彼女の父親は軍人で、南北戦争から復員した後に男手ひとつで6人の子どもたちを育て上げたのだそうです。彼女が、ある日教会で行われていた説教を聴き、母の日があることを知りました。そこで、「母をたたえる日があるならば、父をたたえる日があるべきだ」と思い、父の偉業を称えようと1909年に牧師協会へ「父親へ感謝する日も作ってほしい」と嘆願しました。そしてその思いによって1910619日に、初めて父の日の式典が開催されたのだそうです。

しかし、この父の日の式典が一般に浸透するまでには、実に6年もの年月がかかったといわれています。そこから、日本に父の日が導入され始めたのは1950年代ごろのことでした。もちろん日本でも当初はまだまだ知られておらず、現在のように一般的な行事として広まったのは1980年代に入ってからだといわれています。

デパートなどの商業施設が販売戦略の一環として父の日を取り上げたことや、有名人の中から「素敵なお父さん」を選ぶベスト・ファーザー賞が始まったことから一般に広く浸透していったのだそうです(やはり!!)。

 どちらにしても「父の日」は日頃の感謝をお父さんへお伝えする日です!

 再びお酒の話に戻りますが、現在も百貨店はもちろん、大手のオンラインショップ、酒屋さんなどで「父の日ギフト」として日本酒が大きく取り上げられていますね。というものもお酒が一番売れる時期が、1位が年末年始、2位が父の日!なのです。

 

 白馬錦のオンラインショップでも、ギフトにおすすめのセット商品もあります!

特におすすめなのは、下記のような飲み比べできるセットです。ちょっと高いものも

ご用意しております。まだ贈り物に悩まれているのでしたらぜひご覧ください!

 

 

 

written by :石﨑やよい

 

酒造り